月影に映らぬ頭の影と死の予兆
どんな伝承か
旧正月十四日の夜、月影に身を映したとき、身体の影だけが映って頭の影がないと、その人は年内に命をおとすといわれた。宮城県史はこれを「人の死ぬときの兆」の第二番目に挙げている。同じ項の第一番は伊具郡丸森町大内地方の伝承で、部落で病人が死ぬときはカラス鳴きが悪くなり、夜であれば犬が陰気な声で遠吠えする、死ぬ人の魂は神道の家なら産土神へ、仏道の家なら菩提寺へおさまるというものである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
宮城県史 民俗編(宮城県史シリーズ・昭和中期(推定1960-1970年代))
宮城の民間信仰と禁忌(宮城県史民俗編)/禁忌を破る祟りと火玉/河童・狐狸の怪/年中行事と俗信/地域の幽霊・妖怪伝承