山中に残る大人足の窪地
どんな伝承か
この地の山の中に、長さ四十メートルほどの細長い窪地がある。土地ではこれを大人足と呼んでいる。昔、生ヶ森に腰掛けた大人(巨人)が残した足跡だと伝えられる。また生出山の麓に洗沢というところがあり、大人はここで足を洗ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))
『日本伝説大系 第2巻』は、岩手・宮城・秋田の三県に伝わる伝説を話の型ごとに集めた伝説資料集である。山の争いや沼の主の手紙、巨人の足跡、八郎太郎、ザシキワラシ、河童、掃部長者などの伝説を、口承の聞き書きと近世以降の地誌・縁起から採る。凡例のとおり各項は伝承地を示した例話を冒頭に据え、〔類話〕〔文献〕〔参考〕を続け、柳田・高木による話型名を添えた項もある。