大山参りの雷
どんな伝承か
大山参りに行くと必ず雷が出て荒れるという。知り合いのAさんが大山参りの代参に当たって出かけたところ、天気がよかったので、一緒に行った人と「夕立が来て天気が悪くなるというけれど、嘘じゃないか」などと話していた。ところが山を降りてくるとゴロゴロと鳴り出し、すごい雷になったそうだ。それで「嘘じゃないんだね」と言い合ったという。城に住む明治四一年生の女性の語り。
原典より
大山参りに行くと必ず雷が出て荒れるという。—— 所沢市史 民俗編(所沢市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
所沢市史 民俗編(所沢市史)
『所沢市史 民俗編』は、所沢市の市史の民俗編から、第一二章「口頭伝承」の一部を収めたものである。ヘビや天狗・カッパ・雷獣の話に続けて、世間話の「不思議な話」としてカラス鳴き・人魂・死の予兆・夢・木の祟り・生き霊・幽霊騒ぎ・タクシーの幽霊などを、市内の話者からの聞き書きで記す。話ごとに題を立てて同じ題の話を番号で並べ、話者の性別などを添え、ホラ吹きやオトウカドンの話も続ける。