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鬼門から裏鬼門へ走る柵原の魔物筋

所在地岡山県久米郡美咲町宮山
年代不明
登場—
出典妖怪伝説奇聞

どんな伝承か

岡山県の旧柵原町、いまの美咲町には、北東から南西へ、つまり鬼門から裏鬼門の方角へ六キロ以上も続く魔物筋があるという。立石憲利編『柵原町の世間話と民謡』によれば、その筋は宮山西の公会堂から百々の小学校のそばを通って本山寺に至る道で、魔物が通るためさびしい所とされ、公会堂も筋の上に建っているので中に入るとうすら寒い感じがするという。筋の上には家を建てないともいわれる。訪ねてみると宮山西の古い公会堂は荒れ果て、百々の小学校はすでに廃校になっていた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

妖怪伝説奇聞(東雅夫・2005年(平成17年))

『妖怪伝説奇聞』は、東雅夫が二〇〇五年に学習研究社から刊行した妖怪伝承地の探訪記である。稲生物怪録の木槌、クダン、牛鬼、塵輪、ナメラスジ、八幡の藪知らず、鬼の骨、蛇骨、鍋島の怪猫、児啼爺などを追い、中国・四国・九州ほか各地の寺社や旧家を訪ねて遺物と伝承を確かめる。月刊誌「ムー」の連載「日本伝説紀行」の十二章を三つのカラーグラビアで区切り、巻末に草双紙『鍋島猫騒動』の復刻を添える。

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