京都と大阪の府境
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どんな伝承か
京都と大阪の府境。枚方バイパスが洞ヶ峠を越えるあたり、こんもりとした竹やぶを突っ切るところに幽霊が出た。三年前の夏である。京都のタクシーが大阪からの帰り、京都に向かって走っているときこの竹やぶ近くで、白い着物の女に出会った。手をあげている。「乗せてください」。運転手は乗せた。ところが、しばらく走っているうちに、車の中がなんとなく寒くなってきた。ひょっと振り返ってみると、女がいない。「ひえーッ」車をとめてよく見てもいない。女がすわっていたあたりの座席がぬれていた。あとは、ガタガタ震えながら走って帰ったという。また、ある運転手は、真夜中に髪をふり乱した女を乗せたが、これも消えていなくなった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 偽汽車(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和〜平成)
松谷みよ子『現代民話考 ― 偽汽車』を小話単位で全525話収録。汽車・船・自動車などの乗り物にまつわる現代の民話・怪談を全国から採集。狐狸が汽車に化ける偽汽車、船幽霊、タクシーに乗る幽霊などを地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明359話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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枚方市の伝承
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