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酒を浴びたバイクで警官に食ってかかる男

所在地高知県高岡郡四万十町
年代現代
登場—
出典現代民話考 ― 偽汽車

どんな伝承か

ある男が酒を一升買い、バイクモーターで帰る途中どこかへ瓶をぶつけて、酒が全部バイクにかかってしまった。ああ惜しいことをしたとムシャクシャしながら車を飛ばしていると、交通取締りの網にかかった。おまさん酒を飲んでいるだろうと言われ、飲んでいませんと答える。嘘を言うな、酒の匂いがプンプンしているじゃないかと詰め寄られ、酒の匂いがしたらいけませんかと返した。当たり前だ、飲酒運転をしてはいけないぐらいのことを知らないのかと言われると、モーターが酒を飲んでも飲酒運転になるとは知らなかった、それは何という法律に書いてあるのかと、虫の居所が悪かったのか、さんざん警官に食ってかかったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 偽汽車(松谷みよ子・現代民話考(ちくま文庫)・2003年(平成15年))

『現代民話考――偽汽車』は、松谷みよ子が編んだ『現代民話考』全十二巻の第三巻で、二〇〇三年一月付の文庫版まえがきを持つ筑摩書房の文庫版である。鉄道開通のころ狸や狐が汽車に化けたという偽汽車の話、船幽霊や幽霊船など海の怪談、タクシーの幽霊など自動車や列車の怪談と笑い話を、全国の回答者の聞き書きや新聞・雑誌・書籍から集める。三章それぞれの冒頭に考を置き、話ごとに本文と分布を並べて地名・話者・出典を添える。

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