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昭和五十一年二月のこと(2)

所在地福岡県小郡市
年代昭和五十一年
登場堀内由美子、大石弘之
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話
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どんな伝承か

昭和五十一年二月、福岡県小郡市の女性が急性劇症肝炎と急性腎不全を併発し、死の淵をさまよった。深い闇の中、地平線だけがうっすらと見える世界を、重い足を引きずって一人彷徨っていた。ようやく古びた一軒の家に辿り着いて覗くと、老若男女四、五人がボソボソと話し込んでおり、一人の婦人が一緒に行かないかと誘いかけた。その時「そっちに行ったらいけん」と、けたたましい叫び声が彼女の足を留めた。祖母の声であった。声の方を探しても祖母の姿はなく、婦人も消えた。その時、家では祖母が仏壇に向かい一心不乱に祈っていたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)

松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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