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寺の廊下に鳴った御堂の戸

所在地北海道滝川市
年代現代
登場叔母・菊池隆子
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

終戦前のことである。語り手の叔母の義理の姪は、夫がシベリアに抑留されている間、三か月ほど寺に滞在していた。ある夜、隣の部屋に人の気配がしたかと思うと、そのまま御堂へ通じる廊下のガラス戸が開く音がはっきり聞こえた。気味が悪くなって叔母を起こし、二人で見に行ったが、玄関の戸などはすべて閉まっており、変わったことは何もなかった。それから三十分ほど後に、叔母のおばが亡くなったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・2003年(平成15年))

『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』は、松谷みよ子が編んだ現代の民話の聞き書き集で、二〇〇三年一月付の文庫版まえがきを持つ筑摩書房の文庫版である。一九七八年に発刊された『民話の手帖』を通じて全国から寄せられた回答を中心に、臨死体験、死の知らせ、寺へ来る死者、生まれかわりの話を収める。「あの世へ行った話」「死の話」「生まれかわり」の三章の冒頭に編者の論考を置き、細目ごとに所在地・話者・出典を添えた類話を並べる。

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