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消えた自転車のライトと父の死

所在地佐賀県杵島郡白石町大字今泉
年代昭和三十五年
登場八木京子、庄八、親戚
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

昭和三十五年十月十一日の朝、佐賀県杵島郡白石町今泉で父が最期を迎えた。親戚の庄八じいさんが「時あかり」だと言い、みなに別れを言わせた。父は幼い弟妹は起こさなくてよい、七人の子は心配ないが京子だけは心配で死にきれん、と兄や庄八じいさんに頼み、もう医者は迎えなくてよいと言って目を閉じた。中学生の弟が自転車で医者を迎えに走ったが、その自転車のライトが突然消え、同じ頃、長崎県佐世保市にいた伯母が胸騒ぎで気分が悪くなった。父の死亡時刻は朝方五時十分で、それらと一致したという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・2003年(平成15年))

『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』は、松谷みよ子が編んだ現代の民話の聞き書き集で、二〇〇三年一月付の文庫版まえがきを持つ筑摩書房の文庫版である。一九七八年に発刊された『民話の手帖』を通じて全国から寄せられた回答を中心に、臨死体験、死の知らせ、寺へ来る死者、生まれかわりの話を収める。「あの世へ行った話」「死の話」「生まれかわり」の三章の冒頭に編者の論考を置き、細目ごとに所在地・話者・出典を添えた類話を並べる。

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