沖縄上空
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どんな伝承か
昭和二十年五月四日、鹿児島県の鹿屋基地から桜花隊が出撃した。副操縦員として乗り組んでいた私の機に同乗していた石渡正義上等飛行兵曹は、沖縄本島に近づくと母機に抱かれた一人乗りの桜花機へ乗り移り、「お世話になりました、行って来ます」と挨拶した。目標の大型艦へ向け発進用意の合図を受け、私は桜花機を切り離す電鍵をたたいた。石渡兵曹はただ一人敵艦めがけて突入し、二十一歳の若い命が爆撃と共に散った。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 軍隊(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 軍隊』を小話単位で全712話収録。徴兵・新兵・上官・戦地・戦争の残虐・敗戦・収容所・軍隊の怪談など、軍隊と戦争にまつわる兵士たちの現代民話を全国(一部は戦地・海外)から採集し話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明189話・市区町村判明76話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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鹿屋市の伝承
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