トップ > 新潟県の伝承 > 新発田市

新兵が首を吊った便所の泣き声

所在地新潟県新発田市
年代昭和十四年
登場森谷周野
出典現代民話考 ― 軍隊

どんな伝承か

昭和十四年頃、新潟県新発田市の歩兵第十六連隊歩兵砲中隊でのこと。古参兵から、以前新兵が首を吊って死んだため、夜に便所へ行くと泣き声が聞こえるという噂を聞かされた。だが実際にその泣き声を耳にしたことは一度もなかったと、森谷周野(新潟県在住)が振り返っている。同様の兵舎怪談は各地の部隊にも伝わり、便所での首吊り自殺にまつわる噂は当時珍しくなかったという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 軍隊(松谷みよ子・民話・口承文芸)

『現代民話考 ― 軍隊』は、松谷みよ子が編んだ、軍隊と戦争をめぐる現代の民話の集成である。日本民話の会の雑誌『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞き書きによって寄せられた話をもとに、十五年戦争を中心に徴兵検査から新兵のしごき、戦地、虐殺や飢え、敗戦、収容所、戦犯、軍隊生活の怪談までを収める。巻頭に序文「明日の民話のために」と論考「軍隊考」を置き、十三の部に分けた各話の末に話者と回答者の名と在住地を記す。

種別から探す

兵舎に出る幽霊便所泣き声

新発田市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『現代民話考 ― 軍隊』の伝承