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夜ごと山人の話し声が聞こえる手箱山

所在地高知県吾川郡いの町(手箱山)
登場—
出典近代日本霊異実録

どんな伝承か

宮地堅磐によれば、父常磐の開いた手箱山は伊予の石鎚山と牛の角のように並び立つ高い山で、石鎚山は海の神の三筒男神、手箱山は大山祇神が鎮まる山であり、その宮はのちに郷社になったという。この手箱山には山人も住んでいて、夜になると山の上の南の方からさまざまな話し声が聞こえてくる。また、この山の天狗は一年ごとに伊賀国と入れ替わる、と記されているが、原典の引用はその途中で切れている。

原典より

因に云ふ、此山にも山人の住みて、夜に入れば山上の南方にて種々の噺声の聞ゆるなり。—— 近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・1966年(昭和41年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・1966年(昭和41年))

『近代日本霊異実録』は、笠井鎮夫が著して昭和四十一年に昭森社から初版を出した、幕末から近代の神憑りと霊異の記録で、ここに収めるのは昭和四十八年に山雅房から出た複刻版である。金光教・黒住教・天理教・大本の教祖の神憑り、井上正鉄の求道、宮地常磐・堅磐父子や河野至道の神仙譚、天狗の弟子寅吉の話、長南年恵の奇跡などを、手記・写本・旧著を引いて語る。全十二録からなり、第一録には金光教に入信した著者の父の手記を収め、巻末にあとがきと著者略歴を置く。

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