相撲の三吉さんに詫びた力士伊勢海
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どんな伝承か
秋田でいう「さんきち様」とは、相撲好きの者が山へさらわれて山人となったものだという。それゆえ秋田では、見なれぬ者が村相撲に交じっていると、あれはさんきちさんではないかと言い合う。昔、五所川原出の力士伊勢海利助が、それと知らずにこの三吉さんを負かしてしまった。その夜、伊勢海が宿に帰って湯につかっていると、下女に化けた三吉さんが背を流そうといって現れ、風呂桶もろとも伊勢海を運んでしまった。伊勢海は察して三吉さんに詫び、あわてて逃げ去ったという。明日の土俵が怖く、また三吉さんの面目を潰さぬためであった。伊勢海の追懐碑は五所川原にある。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第2巻』所収の「文化叙事伝説」64話(岩手・宮城・秋田)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。
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五所川原市の伝承
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