梢の上に現れる嬰児のたたりもけ
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どんな伝承か
長橋村福山のある家では、夜になると嬰児が庭の樹の梢から、いちこ、すなわち薫製の児入れに坐った姿で空中に現れると伝えられ、これを見たという人の話が語り継がれている。津軽ではこうしたものをたたりもけと呼ぶ。たたりもけとは祟り蛙のことで、この地方では嬰児を蛙、蝦蟇、蝌蚪、蟹などと呼び、子をあやすにも、もけ、もけと呼びかけ、分娩することを、もけを持つという。すなわちたたりもけとは、堕胎された幼児がその家に祟るのを指すのであろう。赤子の魂は百年を経ても衰えぬほど恐ろしいと説かれ、堕胎を戒める諺も残っている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
怪談の世界(山田野理夫・昭和中期(1977年頃))
ザシキワラシ(座敷童子)と福の神(怪談の世界)/遠野・東北の怪異伝承/家運の盛衰と怪音/妖怪と幽霊譚/山田野理夫の怪談採集
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五所川原市の伝承
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