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棺桶の中で生き返った祖母

所在地青森県五所川原市
年代現代
登場和島秀子、佐々木達司
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

五所川原の近郊で、和島秀子という主婦が語った実家の祖母の話。その祖母は十七で嫁ぎ九人の子を産んだが、三十歳の頃に産褥熱で息を引き取り、死装束を着せられて棺桶に納められた。和尚が経を読んでいると妙な物音がする。読経をやめると、棺の内側からこんこんと叩く音が響いた。蓋を開けると死人が息を吹き返していた。祖母によれば、太鼓橋を渡り花の咲き乱れる道をどこまでも歩くうち花が絶え、気づけば棺の中にいたので、埋められてはたまらぬと夢中で叩いたのだという。一度死んだから長生きするという言葉どおり、九十六歳まで生きた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・2003年(平成15年))

『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』は、松谷みよ子が編んだ現代の民話の聞き書き集で、二〇〇三年一月付の文庫版まえがきを持つ筑摩書房の文庫版である。一九七八年に発刊された『民話の手帖』を通じて全国から寄せられた回答を中心に、臨死体験、死の知らせ、寺へ来る死者、生まれかわりの話を収める。「あの世へ行った話」「死の話」「生まれかわり」の三章の冒頭に編者の論考を置き、細目ごとに所在地・話者・出典を添えた類話を並べる。

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橋にでる太鼓橋

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