黒い核をもつオレンジ色の火球
どんな伝承か
昭和四十六年二月四日午前五時三十五分頃、栃木県大田原市在住の和久耕一さんは、光度マイナス四〜五等、オレンジ色で継続時間約五秒、二〇〜三〇度の尾を引く火球を目撃した。火の粉を散らしながら、丸みの強い卵形の頭部を持ち、黒色の面積を持つ核がはっきり見える珍しい火球だったという。経路は蛇遣い座付近から天秤座付近を通り、緩やかにカーブしながら徐々に減光して消えた。専門家の間でも黒い核を持つ火球の報告は珍しく、UFOの可能性も指摘された。
原典より
昭和四十六年二月四日五時三十五分(誤差プラス・マイナス五分以内)に目撃。—— 日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。