松戸で宇宙人を待つ会
どんな伝承か
「わたしは宇宙人と話をした」という岡山の高校教師安井清隆は、宇宙人の顔はギリシアの彫刻のように彫りが深く、その者を含む三人の男が地球係をしていると述べ、さらに一九六〇年七月一三日に宇宙人と会うことになっていると言い出した。場所は千葉県北松戸の作家で空飛ぶ円盤の研究家としても知られる平野威馬雄の家の近く。その日の午後一〇時、平野宅に安井のほか「週刊コウロン」の記者、NHK編成部副部長中道定雄ら一〇名が集まり、午前一時半、円盤が現れそうだという松戸の畑地へ出かけた。プラネタリウムのように星の輝く夜空が見え、午前二時半ごろ近くの山の上で不思議な光を見たという者もあったが確認されず、期待は完全に裏切られて夏の短夜は何事もなく過ぎた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
世界の七不思議-古代から現代までの29話(庄司浅水・1968年(昭和43年))
『世界の七不思議-古代から現代までの29話』は、庄司浅水が一九六八年に著した、世界の驚異と謎を語る読み物である。ビザンチウムのフィロが選んだ古代の七不思議、それに続いて選ばれた七不思議、『古代の不思議』の著者コットレルが選んだ遺跡の七つを解説し、さらにムー大陸、イースター島、ネス湖の怪獣、雪男、空飛ぶ円盤などを「世界の新不思議」として取り上げる。序に代えて「七」の数の意味を説き、各項では史家の記述や海外の新聞記事を引いて諸説を述べる。