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明治の末か大正の初め頃の話

所在地千葉県松戸市
年代現代
登場久保寿美枝
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話
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どんな伝承か

明治の末か大正の初めごろの話だという。語り手の母が七歳ごろ大病で死にかけたとき、すでに亡くなっていた母の姪が、澄みきった湖に浮かぶ舟に乗って近づいてきた。妙なる楽の音が聞こえ、蓮の花が一面に咲いていたという。姪の名を呼び続ける娘に、両親ははっとして仏壇に手を合わせ、線香を上げて迎えに来ないよう必死に頼んだ。すると姪は突然こわい顔をして娘を突きとばすように遠くへ去り、泣き叫んだ娘はやがて正気を取り戻して命を助かったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)

松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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