低空をよぎるタマゴ型の光体
どんな伝承か
昭和二十七年十一月十七日の十八時三十五分ごろ、江戸川区西小松川の松崎恭三郎はアンドロメダ流星群の観測中、北北東の低空から異様な物体が現れるのを見た。物体は高度五〇〇メートルほどで自宅のやや東の上空を光りながらゆっくり横切り、南南東の空へ消えた。光度は三等ほどで、近づいたときは一部がちかちかと明滅し、色は黄とも青ともつかなかった。肉眼でもはっきり卵型に見え、八センチ赤道儀を向けたが間に合わなかった。音はほとんどせず、通り過ぎる際にかすかにヒューと聞こえただけだったという。
原典より
この種のタイプは卵型とか、フットボール型というように表現されているが、平らな円盤や半球型UFOも斜め下から見ると、楕円形に見えるので注意しなければならない。—— 日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。