鮮血に染まった送り地蔵
どんな伝承か
中山道大宮宿で酔いつぶれた与野の侍が、夜道で上落合の雑木林にさしかかる。悪夢のような夜が明けると点々と血が続いていたという、鮮血に染まった送り地蔵の怪異。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
与野市史 民俗編――伝説・昔話(与野市(編)・与野市史)
『与野市史 民俗編――伝説・昔話』は、与野市が編んだ市史の民俗編から「伝説・昔話」の章を収めたものである。武蔵国足立郡与野にまつわる伝説と昔話二十話を、疫神や弘法大師、源頼義の伝えから、お化け地蔵・一つ目大入道・天狗隠し・猫橋のいわれなどの怪異譚まで、おおむね時代順に並べる。十五話は岡安茂生編『与野の伝説』に拠り、ほかは『埼玉県伝説集成』などをもとに再調査して書き改め、話末に注を付す。