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荷車が重くなり鮭が消えた御成街道

所在地埼玉県南埼玉郡宮代町
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典久喜市史 民俗編――伝説・世間話

どんな伝承か

語り手が母から聞いた話。昔、暮れに野菜や餅などの正月用品を荷車に積んで東京まで歩いて引いていき、帰りに荒巻鮭などをもらって戻ってきた。途中まで来ると、それまで軽く転がっていた荷車が急にひどく重くなり、息を切らして家にたどり着くと、大事に縛ってきた鮭が無くなっていた。狐に食われたのか、あのとき車に狐が乗ったから重くなったのだろうと言い合い、今の宮代あたりの御成街道を指して、あのあたりだとよく話していたという。

原典より

あとから、あの時オレの車に狐が乗ったから重くなったのかってことで・・・・・・。—— 久喜市史 民俗編――伝説・世間話(久喜市(編)・久喜市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

久喜市史 民俗編――伝説・世間話(久喜市(編)・久喜市史)

『久喜市史 民俗編――伝説・世間話』は、久喜市の市史の民俗編から、伝説と世間話を中心とする節を収めたものである。御陣山公園の龍や大蛇、吉羽の天神様の池のヌシといった伝説と、狐やムジナに化かされた話、天狗や河童、人魂の話、明治四十三年と昭和二十二年の大水の話などを、話者の地区と頭文字を添えて載せる。世間話は動物・妖怪・化物、社寺・小祠等、事件・事象、その他に分け、続く民俗知識等では俗信を、土地の話では久喜という地名の由来の説を記す。

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