四十八坂で刺した妻の正体
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どんな伝承か
船越の漁夫某が、ある日仲間と吉利吉里から帰る途中、夜更けに四十八坂のあたりを通ると、小川のある所で一人の女に逢った。見れば自分の妻である。しかしこんな夜中に一人でここへ来るはずがないから必ず化物だと思い定め、やにわに魚切庖丁を持って後ろから刺し通すと、女は悲しい声を立てて死んだ。しばらく正体を現さないので気にかかり、後を連れの者に頼んで家へ駆け帰ると、妻は何事もなく家で待っていた。妻は、あまり帰りが遅いので夢に途中まで見に出たところ、山路で何とも知れぬ者に脅かされ、命を取られると思って目が覚めたと言う。引き返して見ると、殺した女はついに一匹の狐になっていたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・昭和(怪談集成))
日本各地の幽霊・人魂・生霊の実話怪談を十章+幽霊外伝に分類して集成する。
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山田町の伝承
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