大槌往還の門前を過ぎた雪合羽
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どんな伝承か
山口の田尻長三郎という人の話である。その家に奉公していた山口の長蔵は、今も七十余りの老翁で生きている。かつて夜遊びに出て遅く帰ってきたとき、主人の家の門は大槌往還に向いて立っているが、その門の前で浜の方から来る人に逢った。雪合羽を着ていた。近づいて立ち止まるので長蔵も怪しんで見ていると、往還を隔てた向こう側の畑地の方へすっと逸れて行った。あそこには垣根があるはずなのにと思ってよく見ると、垣根は確かにある。急に恐ろしくなって家に飛び込み、主人にこのことを語った。後で聞くと、同じ時刻に新張村の何某が浜からの帰り道で馬から落ちて死んだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・昭和(怪談集成))
日本各地の幽霊・人魂・生霊の実話怪談を十章+幽霊外伝に分類して集成する。
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遠野市の伝承
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