茶を畳にこぼした生霊の来訪
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どんな伝承か
遠野の町の豪家で、主人が大患して命の境に臨んでいたころ、ある日ふと菩提寺を訪ねてきた。和尚は丁重にもてなし茶をすすめたが、帰る様子に不審を覚えて小僧に後をつけさせると、門を出て家の方へ向かい、町の角を回って見えなくなった。その道で本人に会った者もほかにいる。誰にもよく挨拶し常のとおりだったが、その晩に死去し、外出できる容体ではなかった。茶碗を置いた所を改めると、茶は畳の敷合わせにみなこぼれていた。土淵村大字土淵の常堅寺でも同じことがあり、大病の老人が寺を訪れて和尚と話し、門の外で消え、茶は畳にこぼれていて、老人はその日に亡くなったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・昭和(怪談集成))
日本各地の幽霊・人魂・生霊の実話怪談を十章+幽霊外伝に分類して集成する。
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遠野市の伝承
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