初午のスミツカレの種を絶やさぬ習い
どんな伝承か
初午の日にはスミツカレをこしらえる。前の年のスミツカレの種を一つでも残しておかないと、次の年は作ってはいけないとされ、冷蔵庫に入れてまで種を取っておく家もある。別の地区の語り手も、初午には前年の種を入れて新しく作らなければならないと話している。
原典より
スミツカレの種が1つでも残っていないと次は作ってはいけない。—— 久喜市史 民俗編――伝説・世間話(久喜市(編)・久喜市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
久喜市史 民俗編――伝説・世間話(久喜市(編)・久喜市史)
『久喜市史 民俗編――伝説・世間話』は、久喜市の市史の民俗編から、伝説と世間話を中心とする節を収めたものである。御陣山公園の龍や大蛇、吉羽の天神様の池のヌシといった伝説と、狐やムジナに化かされた話、天狗や河童、人魂の話、明治四十三年と昭和二十二年の大水の話などを、話者の地区と頭文字を添えて載せる。世間話は動物・妖怪・化物、社寺・小祠等、事件・事象、その他に分け、続く民俗知識等では俗信を、土地の話では久喜という地名の由来の説を記す。