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車の初詣が押し寄せる成田山大阪別院

所在地大阪府寝屋川市(成田山大阪別院明王院)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典現代の迷信

どんな伝承か

自動車が増えるにつれ、交通安全を願って車ごと社寺に参る人も増えた。成田山では自動車専用の祈願所を新しく設け、その大阪別院では正月の五日間、僧五人に学生アルバイトまで加えた百人近くを受付や車の整理に動員しなければならないほど、車での初詣が詰めかけたという。著者は続けて、お祓いやお札を受けに来る運転手たちの声として、このお札を持っていると何となく安心できる、橋から車ごと川に落ちたが無事だった、身代わりのお札を持っていた者は無傷で持たない自分だけが大けがをした、といった言葉を紹介している。

原典より

大阪別院では正月五日間に僧五人、学生アルバイトら総勢一○○人近くを整理受付などに動員したほど車の初詣が押しかけた。—— 現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年))

『現代の迷信』は、今野圓輔が昭和三十六年に著した、現代の俗信を一般の読者に向けて説いた読み物である。昭和三十年代の新聞・雑誌の報道や聞き書きを主な材料に、縁起かつぎ、前兆・占い・禁忌・まじない・願掛け、憑きもの落としの殺人や新興宗教の騒ぎまでを全国から拾い集めている。「現状」「過誤と真実」「その背景」「迷信論」の四部から成り、巻末に読者の問いに答える迷信身の上相談を付ける。

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