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稲河稲荷の境内で武士を斬った青年

所在地福島県河沼郡会津坂下町(稲河稲荷神社)
年代伝承
登場渋谷東馬、井関敬嗣、祭り帰りの青年ら、町道場の師範、記録者
出典会津坂下町史 1(民俗編)――伝説

どんな伝承か

坂下の祭りあがりに、青年ら十数人が町内の塩屋の二階で慰労会を開いた。塩屋は上町の新酒屋の庭の東隣にあった居酒屋である。階下では一人の武士が酒を飲んでいたが、二階の騒ぎで膳に水滴が落ちてきたため激怒した。青年らは裏梯子から逃げ、武士は亭主に勝負を迫った。そこへ分家の舎弟息子が出て相手を引き受け、店の前では通行人に迷惑だからと、ほど近い稲河稲荷神社の境内へ案内した。大上段に振りかぶった武士に対し、青年は体を開いて胴を払い、二太刀三太刀と切り進んだ。武士は松の根につまづいて倒れ、そのまま息絶えた。青年は町道場で腕を上げた者で、以後一度も坂下へ帰らなかったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

会津坂下町史 1(民俗編)――伝説(会津坂下町(編・山口弥一郎ほか)・会津坂下町史・自治体史(民俗))

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