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地震になった大力坊

所在地岩手県奥州市
年代不明(昔話)
登場唐の大力坊、日本の大国
出典佐々木喜善全集 1

どんな伝承か

江刺郡に伝わる昔話である。唐の大力坊という大力持ちの所へ、日本の大国という大力持ちが力較べに行った。大力坊の女房が一間四方ほどの火鉢を軽々と運んで来たのを見た大国は、女でさえこれほどならと恐れて逃げ出す。帰った大力坊は雲を起こして追い、海岸で船に金鉤を掛けて引き戻そうとしたが、大国は鉤を摺り切って日本へ渡り、山寺に駆け込んで井戸の釣瓶に隠れた。水に映る影を見て井戸へ飛び込んだ大力坊を、大国は石垣を崩して埋めてしまった。出られなくなった大力坊が口惜しがって時々身動きするのが地震だという。大国はその礼に一生寺に仕え、それがダイコクという名の起こりだと伝わる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・1986年(昭和61年))

『佐々木喜善全集 1』は、佐々木喜善の著作を遠野市立博物館が編集・発行し、昭和六十一年に刊行した全集の第一巻である。岩手県の遠野・江刺・紫波・岩手などで聞き集めたザシキワラシの話、昔話、伝説を、村の古老や知友からの聞き書きと手紙による報告をもとに収める。「奥州のザシキワラシの話」「江刺郡昔話」「紫波郡昔話」「東奥異聞」「老媼夜譚」「聴耳草紙」に小篇を加えて並べ、巻末に遠野市教育長の跋と奥付を置く。

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大力地震由来井戸釣瓶

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