オサキ使いの家
どんな伝承か
本丸では、ある家がオサキ使いだといわれ、オサキ使いの家は金を残すと語られていた。オサキは他家へ行って、金や米をそっくり運んでくるのだという。長井では、その姿はいたちの小さいものに似ていて、やたらと殖えて困るといい、よその家からうどん粉を一箱ほど持ってくるとも、杓子をくれてやるとついて行くともいう。かつて親神が封じて埋めたが、今でもそこを掘れば出てくると言い伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
倉渕村の民俗(群馬県民俗調査報告書 第18集)(群馬県民俗調査報告書)
『倉渕村の民俗(群馬県民俗調査報告書 第18集)』は、群馬県民俗調査報告書の第十八集として倉渕村の民俗をまとめた報告書の一部である。十二様や便所の神への安産の願い、道祖神、オサキ使いなどのつきもの、山犬様、狐火・光り物・火の柱・人魂の怪異、三隣亡やお百度の俗信、村の寺院と観音・薬師・地蔵の信仰を、聞き取った地区の名を添えて記す。民間信仰の後半と「四、仏教民俗」の前半にあたり、明治十二年の「寺院明細帳」による村内寺院の一覧を表に掲げる。