子は清水――酒の湧く泉
どんな伝承か
働かず酒ばかり飲む息子を養う貧しい老父が、いい匂いのする湧き水を飲むと酒だった。親が汲むと酒、子が汲むとただの清水になる。孝行と放蕩の対比を説く『子は清水』の孝子泉(養老の滝の逆)伝説。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
勝田の民俗――千葉県八千代市勝田(民俗調査報告 第8号・民俗調査報告)
『勝田の民俗――千葉県八千代市勝田』は、民俗調査報告の第8号として勝田の民俗を調べた報告書のうち、第七章「口承文芸」の部分である。狐女房と女化神社の由来が結びついた昔話、親が汲むと酒になる「子は清水」や佐倉惣五郎の伝説、狐やムジナに化かされた話、狐憑き、神隠し、カマイタチ、幽霊、力石などの世間話を、話者からの聞き書きで収める。昔話・伝説・世間話・なぞの四節に分け、話ごとに話者名と生年を添え、昔話と伝説には解説を付す。