殺生を戒める三夜様の祟り
どんな伝承か
取手市に伝わる話。三夜様(二十三日)の三夜講で人々が集まっていたとき、魚捕りが好きな者が講を抜け出して堀にタルをかけ、魚を大量に捕った。ところが翌日からその者は体調を崩してしまい、これは三夜様の祟りだろうと、捕った魚をすべて放したところ治ったという。神様の日には殺生を慎むべきだと語り継がれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史)
『取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異』は、取手市が編んだ市史民俗編のうち、俗信の末尾と「伝説」の節を収めた部分である。市内各地区での聞き取り調査で集めた語りを話し言葉のまま書き起こし、一部は『取手町郷土史資料集』から抜粋して、将門と桔梗御前の伝説、地蔵・社寺・樹木の伝説、狐や化け猫、幽霊、タマセなどの話を収める。将門伝説を別格として先に置き、続いて市内各地の伝説、祟りのある田や山の話を並べる。