ダンゴ智(団子の名忘れ)
どんな伝承か
むかし、馬鹿な智さんがいた。親戚へ行って初めて団子というものをよばれ、あまりにうまかったので名を尋ね、団子だと教えてもらった。家へ帰って作ってもらおうと、忘れないようにダンゴ、ダンゴと口の中で言いながら帰ってきたが、途中の小川をドッコイショと飛び越したはずみに、ドッコイ、ドッコイになってしまった。家で嫁にドッコイ作ってくろと言い、通じないので怒って嫁の頭を殴り瘤を作った。嫁が団子のような瘤ができたと言い、それが団子だと分かったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
壬生町史 民俗編――伝説(壬生町(編)・壬生町史・自治体史(民俗))
『壬生町史 民俗編』第2節所収の伝説。栃木県壬生町に伝わる樹木・塚・渕・神社・地蔵・地名の伝説を採録する。