ミカハリ婆と一つ目小僧
どんな伝承か
民間伝承である「事八日」には一つ目小僧が現れるとされ、川崎市の北部では、この日門口に目の多い籠を出しておくと一つ目小僧が驚いて逃げていくと伝えられている。千葉県では旧暦十一月下旬から十二月上旬の事八日前の十日間を「ミカハリ」といい、この間に一つ目小僧とともに老婆の妖怪がやってくるとされ、これを「ミカハリ婆」と呼んだ。横浜では「ミカリ婆」と呼ばれ、蓑を貸してくれと戸を叩いて歩くとされ、戸口に団子を挿しておくと妖怪はぶつぶつ言いながら帰っていくのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
暮しの中の妖怪たち(岩井宏実・岩井宏実・民俗学・昭和(現代民俗学))
民俗学者・岩井宏実による妖怪事典『暮しの中の妖怪たち』。日本各地の妖怪を暮しの空間(山・海・道・家・屋敷)ごとに、約六十項目にわたり具体例とともに解説する。