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石になった牛と荷鞍の相対する岩

所在地岩手県大船渡市(流芝の滝)
年代不明(昔)
登場牛方
出典大船渡市史 第4巻(民俗編)――伝説

どんな伝承か

昔、山馬越から大船渡の方へ大石を担いだ牛が、流芝の滝のあたりまで来たとき、急に倒れてしまった。牛方が驚いて荷鞍を取ると、牛はよろよろと立って二、三歩歩き出したが、またどしんと崩れるように倒れた。牛方が慌てているうちに、この牛はまったく動かぬ石と化してしまった。牛方は仕方なく荷鞍だけを持ち帰ろうとしたところ、荷鞍もまた硬い石に変わっていたという。この不思議な石は流芝の滝から二、三丁行った所にあり、左に牛石、右手には荷鞍石が相対しているという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

大船渡市史 第4巻(民俗編)――伝説(大船渡市(編)・大船渡市史)

『大船渡市史 第4巻(民俗編)――伝説』は、大船渡市が編んだ市史の民俗編である。この写しには、第六章「俚諺・俗信」の軽口・地口の類と、天候予知や吉凶の前兆、禁忌、呪法などの俗信、第七章「伝説・昔話」のうち伝説の節を収める。伝説は木・石、山、坂・洞穴・塚、水部、長者旧家、社寺・堂閣、地名などに分けて、五葉山や日頃市・末崎など市内各地の言い伝えを並べる。

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