大桁山の大蛇
どんな伝承か
昔は大きな蛇がいたという。大桁山へ草刈りに行ったところ、馬がまたいで行ったものをよく見ると、丸太だと思ったのは直径五寸ほどもある大きな蛇だった。また、大久保の方の桑清水へ行った帰りには、一升びんほどの太さの蛇がいて、恐ろしくて逃げて来たという。妙義の山ふところ、大桁山のあたりで語られる、大蛇に出くわした話である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
妙義町の民俗――伝説・怪異(群馬県民俗調査報告書 第25集・群馬県民俗調査報告書)
『妙義町の民俗――伝説・怪異』は、群馬県民俗調査報告書第二十五集『妙義町の民俗』のうち、年取りの習俗と口頭伝承を収めたものである。上高田・菅原・大久保・中里などで聞いた、お菊さま・一山和尚・爪引き地蔵、天神様や弘法大師ゆかりの石・井戸・池、大桁山や妙義山の天狗と大蛇の伝説と、屁の名人へっぴり関の話、死の知らせや火の玉、化かされた話などの世間話を収める。口頭伝承は昔話・伝説・世間話と怪異・諺と謎に分かれ、各話の末に聞いた土地の名を添える。