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恵心僧都の五重相伝を伝える西林寺

所在地茨城県守谷市本町(西林寺)
年代明治
登場延昌、恵心僧都、相馬胤継、相馬師常、見真大師、創建した慈念大僧正、五重相伝を行った、寺を中興した、往生の伝えがある
出典相馬伝説集

どんな伝承か

守谷の西林寺は天台宗の名刹で、延喜三年に延昌慈念大僧正が東国を巡った折に創建したと伝える。初め茶畑山清浄院と称して高野村にあったが、のちに籠山に移して雄護山西林寺と称した。長保のころに比叡山の恵心僧都が東国に下ってこの寺に臨み、五重相伝を行って以来、今も毎年行われている。四十八か寺の末寺を持つ大寺院で、徳川家康の像や天海僧正の書など寺宝も多かったが、明治二十三年の火災で失われた。地名辞書は、相馬胤継が中興した氏寺で相馬妙見の祠を城内から移したと記す。相馬師常の往生や、相馬氏出身の親鸞門弟信楽房の伝えもこの寺にまつわる話として挙げられる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

相馬伝説集(寺田喜久(狂花)・相馬郷土研究・1922年(大正11年))

『相馬伝説集』は、寺田狂花が著し、大正十一年二月の自序を付した下総相馬地方の伝説集である。北相馬郡の小文間・布川・取手・守谷などを中心に、平将門や一色宮内にまつわる伝承、寺社の縁起、城址や墓碑、相馬霊場の札所を記し、猿島郡・結城郡・東葛飾郡などの伝説にも及ぶ。巻頭に緒言と坂巻湖舟の序・自序を置き、「△」を付けた小項目を土地ごとに並べ、『相馬日記』『下総旧事考』などの記事を引き、相馬の俗信も書き留めている。

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