贋金吹きの藤五郎池・お松池
どんな伝承か
阿生田の今の集会所のあたりには、かつて大きな池が二つあった。昔、藤五郎とお松という夫婦がいて、隠れて贋金を吹いていたのが見つかり、二人はそれぞれの池に入って死んだという。それで一方を藤五郎池、他方をお松池と呼ぶようになった。池は最近まで残っていたが、耕地整理のときになくなった。古屋敷というところがこの夫婦の住んでいた屋敷跡で、そこはまた藤五郎とも呼ばれているという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
小野町史 民俗編――伝説(小野町(編)・小野町史・自治体史(民俗))
『小野町史 民俗編』第九章所収の伝説。福島県田村郡小野町に伝わる口承を採録する。