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伯母峰の猪笹王と一本足の鬼

所在地奈良県吉野郡川上村(伯母峰)
年代不明
登場射場兵庫、丹誠上人、鬼神封じの僧
出典暮しの中の妖怪たち

どんな伝承か

奈良県吉野郡川上村から上北山へ越える境の伯母峰で、猟師射場兵庫が背に熊笹の生えた大猪を撃ち倒した。数日後、紀州湯の峰温泉に足を負傷した野武士が来て、自分は兵庫に討たれた猪笹王の亡霊であるとし、兵庫の鉄砲と犬を欲しがった。願いは容れられず、亡霊は一本足の鬼と化して伯母峰に現れ旅人を襲うようになったが、のち丹誠上人が地蔵を勧請してこれを封じ、以来十二月二十日だけを鬼の日「果ての二十日」として恐れられている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

暮しの中の妖怪たち(岩井宏実・岩井宏実・民俗学・1986年(昭和61年))

『暮しの中の妖怪たち』は、岩井宏實が昭和六十一年に著した妖怪の概説書である。鬼・天狗・河童から山姥、産女、雪女、怪火、ザシキワラシ、化け猫、狐狸、幽霊まで、各地の伝承や古典・絵画に見える妖怪を一つずつ取り上げ、その姿と仕業を説く。第I章で個々の妖怪を紹介し、第II章で妖怪の性格、出現の空間と時、正体を論じ、巻末に著者が資料とした妖怪の本の一覧とあとがきを置く。

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一本足猪笹王熊笹地蔵尊

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