洪水で杉の根元に止まった八雲神社
どんな伝承か
西川口の八雲神社も、元禄のころまでは西福寺の辺りに祀られていたと伝える。寛永十二年八月の大洪水で押し流され、今の社地である荻島藤右衛門家の屋敷内で、杉の大木の根元に引っかかって止まったので、そのままその場で祀るようになったという。それからは参拝する人が年ごとに増え、五穀豊穣や家内安全、病気の平癒を願う人々で社前はにぎわい、旧横曽根村北組の氏神としてあがめられてきた。
原典より
前川の前川神社は氷川の神を祀る。—— 川口市史 民俗編――伝説(川口市(編)・川口市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
川口市史 民俗編――伝説(川口市(編)・川口市史)
『川口市史 民俗編――伝説』は、川口市が編んだ市史民俗編のうち、第四章「伝説」を収めたものである。六兵塚や首塚などの塚、山・池沼・樹木にまつわる話、八百比丘尼の椿、神社・地蔵・観音・薬師の霊験、地名の由来、正月の餅を搗かない家例や蛇まつり、川口の鋳物の始まりなどを、地内の地名や家名とともに記す。自然伝説、信仰伝説、歴史伝説の三節に分け、節の中を塚・山・池沼などの項に立てる。