天王さまの子供神輿と獅子頭
どんな伝承か
川口の木曽呂では、七月十五日の天王さまの祭礼に、子供たちが大人の神輿に負けじと子供の神輿をかついだ。また子供たちは獅子頭をかぶり、村の家を一軒一軒訪れて悪魔ばらいをして回ったという。同じ天王さまの祭りでも、朝日町では七月十四、十五の両日に、醤油樽で神輿を作り、これを子どもたちがかついで回った。土地ごとに形を変えながら、子供が主役となる夏の祭りが伝えられてきた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
川口市史 民俗編――伝説(川口市(編)・川口市史)
『川口市史 民俗編――伝説』は、川口市が編んだ市史民俗編のうち、第四章「伝説」を収めたものである。六兵塚や首塚などの塚、山・池沼・樹木にまつわる話、八百比丘尼の椿、神社・地蔵・観音・薬師の霊験、地名の由来、正月の餅を搗かない家例や蛇まつり、川口の鋳物の始まりなどを、地内の地名や家名とともに記す。自然伝説、信仰伝説、歴史伝説の三節に分け、節の中を塚・山・池沼などの項に立てる。