お宮の二十一貫の力石
どんな伝承か
山下のお宮さんには力石が転がっていて、その重さは二十一貫あった。土地の者はこの石をみんなで持ち上げて力を試したという。普通はいったん腹の高さまで上げてから担ぎ上げるものだが、ある人はこれを軽々と持ち上げ、右の肩から左の肩へと回してみせた。さらには石を立てておいて自分は仰向けに寝転び、その石を肩に落として受け止めると、そのまま起き上がってみせたと語られる。
原典より
石をおったて、自分は寝ころんで、肩におっことして立った。—— 平塚市史民俗調査報告書5(旭)――口頭伝承(平塚市(編)・平塚市史民俗調査報告書) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
平塚市史民俗調査報告書5(旭)――口頭伝承(平塚市(編)・平塚市史民俗調査報告書)
『平塚市史民俗調査報告書5(旭)――口頭伝承』は、平塚市の旭地区の民俗調査報告書のうち、第八章「口頭伝承」を収めたものである。下山下・万田・公所・山下などで聞いた昔話十五話、狐に化かされた話や狐憑き・ムジナ・神隠し・幽霊・塚のたたりなどの世間話四十一話、曽我伝説の虎御前や社寺のいわれなどの伝説十一話を収める。昔話は『日本昔話集成』『日本昔話名彙』に照らした分類表を掲げ、各話に地区名や話者名を添え、末尾にことわざといいまわしを載せる。