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金の棒を鳥に投げた炭焼男

所在地広島県江田島市大柿町
年代不明(伝承)
登場炭焼男とその嫁
出典広島県史 民俗編――伝説の分布

どんな伝承か

旧佐伯郡大柿町に伝わる炭焼長者の一話。貧しい炭焼男が嫁をもらうと、嫁は金の棒を持たせて町へ買物にやった。ところが男は金の値打ちを知らず、道中で鳥に向かってその棒を投げつけ、手ぶらで帰ってくる。嫁が怒ると、男は「そがあなもなあなんぼでもあらあで」と平然と答えた。そこで探してみると、火箸をはじめ家じゅうの道具がみな金でできていたという。県史はこれを、黄金の値打ちを知らぬ炭焼男に、学識ある姫がその価値を教えた話と読み解いている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

広島県史 民俗編――伝説の分布(広島県(編)・広島県史)

『広島県史 民俗編――伝説の分布』は、広島県が編んだ県史民俗編のうち、「休養と娯楽」の部に置かれた「伝説の分布」の章である。八幡信仰にかかわる聖蹟伝説や炭焼長者、厳島をめぐる石神やうつぼ船の伝説、和泉式部・虎御前・菖蒲前を語り歩いた巫女の伝説、人柱や竜蛇の伝説などを、『芸藩通志』『福山志料』などを引いて論じる。「八幡信仰の流れ」「厳島伝説の周辺」「巫女と伝説」「県北の伝説」の四節からなり、伝説の名を見出しに立てて所在地とともに述べる。

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炭焼長者黄金婚姻火箸

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