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水車に巻き込まれた息子の夢知らせ

所在地広島県江田島市江田島町
年代明治四十四年
登場上口、ハワイの製糖工場で事故死した息子
出典現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂

どんな伝承か

明治四十四年頃の話。ハワイでのこと、サトウキビを刈り、トイに水を流して製糖会社へ送り、水車で会社へサトウキビだけを送っていた。その水車が止まったので、そこの番をしていた上口氏が、水車をまわそうと足で蹴った。ところが水車の中へ巻きこまれて製造機の中へ入りこみ、急いで水車を止めたけれども、いかんせん粗糖とともに出てきてしまった。ちょうどその時期、日本の江田島にいる母のところへインスピレーションとして伝わり、息子が夢に現われてうなされたのである。ハワイから日本の江田島へ夢として伝わったのは、不思議中の不思議だと語られている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』は、松谷みよ子が編んだ「現代民話考」の一冊である。日本民話の会の雑誌『民話の手帖』のアンケートへの回答や聞き書き、新聞・雑誌の記事から集めた、予知夢や死の知らせの夢、死者や神仏の夢告げ、死の前後に出る火の玉、生きている人から抜け出す魂の話を各地から収める。三章それぞれの冒頭に編者の論考「考」を置き、項目ごとに代表的な語りと、県別に並べた短い報告を話者・回答者・出典を添えて載せる。

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