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亡き孫が祖母の手を引いて去る夢

所在地群馬県利根郡みなかみ町藤原
年代昭和四十六年
登場マサミチ、夢に現れた孫
出典現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂

どんな伝承か

私の子供が神奈川へ婿に行き、マサミチというかわいい男の子ができたが、その子はちょうど半年で死んでしまった。それから一年半ほどたった頃、婿に行った子のおばあさんが急に死んだ。その前、わたしは変な夢を見た。とても広い道を行列がぞろぞろ行き、位牌を持つ神奈川のおかあさんと、線香を持つ自分がいる。道が二つに分かれた大きな石のところで行列が消え、のぞくと滝が流れ、向こうは汚なげな湖のようで、砂浜を白いものをかぶった者が一人行く。小さなものが出てきて二人で行くので見ると、それはマサミチで、こちらへ手を振り、おばあさんらしい人の手をとって消えた。その朝、おばあちゃんが昨日の朝死んだという電話がかかってきた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』は、松谷みよ子が編んだ「現代民話考」の一冊である。日本民話の会の雑誌『民話の手帖』のアンケートへの回答や聞き書き、新聞・雑誌の記事から集めた、予知夢や死の知らせの夢、死者や神仏の夢告げ、死の前後に出る火の玉、生きている人から抜け出す魂の話を各地から収める。三章それぞれの冒頭に編者の論考「考」を置き、項目ごとに代表的な語りと、県別に並べた短い報告を話者・回答者・出典を添えて載せる。

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