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金の成る木

所在地香川県小豆郡小豆島町神浦
年代伝承
登場語り手、伝承者
出典新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説

どんな伝承か

昔、どこの城か分からないが、殿さんの奥方が身重のときに屁を落とし、そのために離縁された。月が満ちて男の子が生まれた。その子が七つになると、毎日城の周りを「金の成る木を売ろう」と言って回った。殿さんが呼んで、金の成る木を買おうかと言うと、子供は、金の成る木は屁を落とさぬ者が植えなければ成らないと答えた。人間に屁を落とさぬ者があるかと殿さんが言うと、子供は、自分の母は屁を落としたために離縁されたと言った。それでその子が殿さんの子だと分かり、七つで城の跡を継ぐことになったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説(香川県(編)・新編香川叢書)

『新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説』は、香川県の叢書の民俗篇のうち、第八編「口承文芸」を収めた部分である。香川県内の昔話と伝説を扱い、昭和初年からの採集の歩み、呼び名や発端・結末の句、桶屋やほうろく売り・遍路などの運び手、語り手の横顔を論じたうえで、綾上町などで聞いた未発表の昔話を話者名付きで掲げる。伝説の章は樹木・石と岩・水と池と渕・塚と穴・祠と堂・坂と山と峠と谷・動物の項目に分け、各話の末尾に伝承地の郡町名を添える。

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