幼子を馬に乗せる島田の帯祭り
どんな伝承か
大地に足をつけさせないための方法として、手車や肩車のほかに、人を馬に乗せることもあると柳田国男は述べている。その例として、駿河の島田の帯祭りでは、四、五歳の子供を馬に乗せて行列に加えるという。祭りに仕える子の足を土に触れさせまいとする、触地の忌みにもとづく習わしと見られている。
原典より
大地に触れない方法としては、手車、肩車のほかに、人を馬に乗せるものもその一つであるとし、駿州島田の帯祭りには、四、五歳の子供を馬に乗せて行くし、…—— 日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか)
『日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗』は、原田敏明・池上廣正・堀一郎ら十二人の執筆者による論文集である。民間に伝わる神と霊の観念、家や村の氏神、職業の神、祭りの日取りと組織、憑きものや妖怪を題材に、各地の調査報告や古記録に見える事例を引いて論じる。原田の総説に始まる十七編からなり、後半では修験道・庚申信仰・キリシタン・新興宗教と民間信仰とのかかわりを扱う。