トップ > 長崎県の伝承 > 長崎市

野母の絵踏帳に見える男女別半檀家

所在地長崎県長崎市野母
年代明和3年・1766
登場宗旨御改絵踏帳の家々、桜田勝徳、報告者
出典霊魂の行方

どんな伝承か

宗門改帳の類をひもとくと、各地に男女別の半檀家が見つかる。ただし、それが男の寺と女の寺を固定した型なのか、嫁が生家の寺を持ち込む生家継承の型なのか、判じかねる例が多い。桜田勝徳が長崎県野母村の明和三年の宗旨御改絵踏帳から拾い出した男女別半檀家の諸例も、そうした型の定めがたいものにあたる。著者は、一つの帳面に三世代以上が並び、しかも通婚の範囲が広いのに寺が一か所へ集まっているような土地でなければ、代ごとに妻の寺が変わる生家継承の姿は読み取れないと述べている。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊魂の行方(最上孝敬・最上孝敬・葬送民俗・1984年(昭和59年))

『霊魂の行方』は、最上孝敬の葬送習俗に関する論説を集め、名著出版が昭和五十九年に刊行した論集である。死者の霊を家から送り出す霊送りやカラダビ、骨掛け、男女別墓制と半檀家、無縁仏、盆と施餓鬼、葬儀の水など、千葉・埼玉をはじめ各地で聞き取った習俗と既刊の報告をもとに論じる。「霊送りとその周辺」「葬送の諸問題」「葬祭の民俗」の三章に二十八篇を収め、巻末に初出一覧、大島建彦の解説、年譜、著作目録を付す。

種別から探す

半檀家男女別

長崎市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『霊魂の行方』の伝承