山に残る足の形をした大人の池
どんな伝承か
大人の足跡というものがある。語り手の区域の山にもあり、またカワキタ牧場という所の付近にもある。行って見ると、ちょうど親指のある足の格好をした池、というより水たまりになっている。昔、大人がいてその足の跡だというのだが、二つの跡の距離もおよそ四キロ、一里ほどあって、いかにもそれに該当するようだと語られている。
原典より
大人の足跡ってありますものなー。—— 本荘市史 文化・民俗編 より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
本荘市史 文化・民俗編
『本荘市史 文化・民俗編』は、本荘市の市史のうち文化と民俗を扱う巻で、ここに見えるのは第八章口承文芸の伝説の節である。竜馬山の主の足止め、虚空蔵山の手長・足長、死人沢の由来、弘法清水、大人の足跡、かれい沼、人柱になった娘、御嶽神社や馬頭観音、家の先祖の話を、話者の方言の語りのまま載せる。伝説を木・水・沢・台・丘・塚・石・神社・地蔵・観音・家・餅などに分けて整理し、一部の話には場所の様子を書き添える。