洗米を撒く神橋と山澗の宮参り
どんな伝承か
柏崎地方では、生まれた子は男が五十日、女が五十一日でオビヤがあけ、オブギを着せられて母親や孫婆さんに抱かれ、産土様へ宮参りをして氏子入りをした。神社へは賽銭やローソク、洗米、赤飯、米の粉のダンゴなどを持参する。山澗では、宮参りに持っていった洗米はまず神前に供え、それから神橋の上から撒いたという。またこの神橋は、宮参りの済んでいない生児は渡ってはならないともいわれていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史)
『柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信』は、柏崎市史の資料集として編まれた民俗篇のうち、第四章「文化伝承」の信仰にかかわる部分を収める。柏崎市域のムラの神社とまつり、雨乞い・虫送りなどの祈願、家の神と屋敷神、民間小祠と路傍の石仏、寺と行事、修験、庚申講や米山講などの講を、聞き書きと「白川風土記」「神社明細帳」などの記録から記す。第六節「俗信」では予兆・占い・禁忌を分類して列挙し、昭和五十八年の熱田神社の年占の結果も載せる。