カラス鳴きと流れ星が告げる死の予兆
どんな伝承か
柏崎地方には人の生死や縁談にまつわる予兆の俗信が伝わる。鳥の鳴き声がよいと子が生まれる、酉の日の結婚や友引の祝言はよいとされる一方、カラスが悪く鳴く、犬が毎晩家の前で吠える、流れ星を三つ見るなどは身内の死の前触れとされた。杓子をなめたりつまみ食いをすると婚期が遅れる、木が枯れるとそれを植えた人が死ぬなど、暮らしの中の小さな出来事に人生の節目を重ねた俗信が全五十一項目まとめられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史)
『柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信』は、柏崎市史の資料集として編まれた民俗篇のうち、第四章「文化伝承」の信仰にかかわる部分を収める。柏崎市域のムラの神社とまつり、雨乞い・虫送りなどの祈願、家の神と屋敷神、民間小祠と路傍の石仏、寺と行事、修験、庚申講や米山講などの講を、聞き書きと「白川風土記」「神社明細帳」などの記録から記す。第六節「俗信」では予兆・占い・禁忌を分類して列挙し、昭和五十八年の熱田神社の年占の結果も載せる。